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「”売れる”国産材グッズの条件」 by 五味正彦

25 Sep 2008

第4回(全4回)

from
『森林組合』No.455〔2008年5月号〕
発行:全国森林組合連合会
(平成20年5月20日発行)

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■有機本業がプロデュースした商品
   ・ウッドトレー(スギ)
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「”売れる”国産材グッズの条件」  第4回


私たちが提案する「国内フェアトレード」


有機本業は販売会社ではなく、
物づくりの応援団、企画集団としてのNPOである。

商品の性格やターゲットになる客層を踏まえ、
私たちの趣旨を理解してくれる販売会社
と契約して商品を売ってもらっている。

活動費は、製作者側または販売者側からもらう
小額のアドバイス費を充てることにしている。

最後に私たちの活動の趣旨と
商品開発の思想を整理しておこう。

     ◇        ◇        ◇

私たちは商品を必要な量つくり、
必要な量流通させ、必要な量手に入れ、
使い、その対価を生産地に戻し、
再生産する循環型経済を追及する。

私たちは持続が難しくなった技術や
後継者が減った伝統的な工場、
すでに続けられなくなった物づくりを応援し、
これに新しい技術や情報を加え、再生し、
関心が高い人びとに使ってもらう物づくりを
「国内フェアトレード」として提案する。
物づくりの発想は…

①国産の材料を使用する
  (不可能なものならフェアートレードかそれに近い形で輸入)。

②石油系化学物質をできるだけ使わない無添加商品をつくる。

③大量・高速生産型ではない
 昔の技術を捜し出し、復元して活用する。

④材料から完成品までのトレーサビリティを明らかにし、
 積極的に情報公開する。

⑤これらの結果、価格が高くなることも覚悟する。

⑥利用者に関心を持ってもらうため、
 またトレーサビリティ確保のため、そして
 産地周辺の活性化に協力する意味も考え、
 製造・生産現場を見学し、交流する
 エコツアー・グリーンツアーを準備する。

⑦流通販売には有機本業だけでなく、
 生産者・販売者ともにアイディアを出し合い、
 “顔の見える販売”を心がけ、
 少数生産品のマーケットを確保する。

⑧私たちの物づくりには必ず人びとに訴える物語がある。
 その物語を伝え、いわゆる過疎地が多い生産地方面に
 注目が集まり、人が集まり、物の移動が多くなるよう
 さまざまな企画を立て、メディアに提案し、紹介してもらう。

⑨私たちが提案する商品の最大の購入者は、
 環境やオーガニックに関心がある人びとである。
 これを私たちは「エコーガニック層」と名付けた。
 アトピーや花粉症・化学物質過敏症などで
 悩んでいる人びととも重複する人びとだ。

     ◇        ◇        ◇

ここで提案している「国内フェアトレード」の
考え方に賛同してくれるエコーガニック層に対し、
最短距離での販売を実現し、
製造者にはローコストで営業のアドバイスができることが、
私たち有機本業の強みだと自負している。

どうぞ森に埋もれている宝物を掘り出してご相談ください。
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有機本業が
プロデュースした商品
[樟脳の結晶]

(おわり)

高田 勝弘 プロフィール

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